生前、主人が道路に面している自分の田をつぶして家への進入道路を広げました。
主人が亡くなった後空き家になり、子供が土地と家を処分しました。
家を買った人と、田を買った人が違っており、田の購入者が何年か後に測量してみたら台帳記載面積と違って不足していました。
調べていくと、死んだ主人が道路を拡張した時に登記変更していなくて誰にもわからなったそうです。
相続した子供も遠地在住の為、知りませんでした。
田の購入者は不足分の面積である道路部分の返還を求め争いになりました。
家の所有者は買取を希望しましたが、感情のもつれから田の所有者は法外な金額を提示、争いが長期化していく中で、田の所有者が自分の所有分の道路を封鎖してしまい、家の人が車で入れなくなりました。
今なお争いを続けていますが、田舎では自分の田に道を作って登記をしていないことはよくあることで、まさか子供が一括で処分するとは思わないのでこの様な事態になりました。
この様なトラブルは今後とも多く発生すると思われます。
1筆登記面積と実測面積は違うことがあるので、購入時には必ず実測して確認することが重要となります。