三重県の大紀町が町を上げて推薦する空き家バンクの活動に、毎年わずかなお金で参加できる体験型移住プログラムを行っています。
このプログラムは1泊2日の体験ツアーに参加してもらい、町の歴史や人に触れ合ってもらうことで空き家を買い取ってもらい移住を促進しようというもくろみです。
よく考えられたプログラムで、まずは創立100年近いふるい小学校にて自己紹介、レクチャーを受け、町の歴史背景を学習します。
そのあとは町の自然体験として川でアユのつかみ取りをしたり、夜は町民があつまってのバーベキューを実施し、町への関心を深めてもらう交流の場を作っていました。
宿泊は廃業になった旅館を町が支援して、ホスピス兼ホテル用に変更し、多くの人に広く利用してもらえるよう開放してるようでした。
2日めはちょうど遺跡が見つかった現場で遺跡調査の様子を見学。お昼は地元の山菜や特産品をつかった手作り弁当をいただき、解散となりました。
とても充実したツアーで、空き家を朽ちさせるのではなくこうした体験ツアーの働きによって都会からのUターンで田舎暮らしをする人は増えると思います。
私が住む千葉市内でも解体工事をすぐに検討するのではなく、活用を考える空き家オーナーが増えているようです。